NY外為市場=ドル/円6月中旬以来の安値、米利上げ予測を再評価
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル/円が6月中旬以来の安値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が一部で予想されていたほど積極的な利上げを行わないとの見方が広がった。
米供給管理協会(ISM)が1日に発表した7月の製造業景気指数は52.8と6月の53.0から低下し、2020年6月以来の低水準となった。これを受け、ドル指数は不安定な値動きとなった。
バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「本当の焦点はFRBが利上げを減速させる可能性で、今週の雇用統計が注視されている。雇用統計では労働市場の改善が緩やかになっていることが確認されそうだ」と述べた。
ドル/円は1.2%安の131.65円。ドル指数は0.6%下げた。
ユーロ/ドルは0.3%高の1.0260ドル。
ペロシ米下院議長が2日に台湾を訪問する予定とのニュースも注目された。中国外務省の趙立堅報道官は1日の定例会見で、ペロシ米下院議長が台湾を訪問すれば、中国軍は「座視しない」と警告した。
豪ドルは0.5%高の0.7027米ドルだった。
ドル/円 NY終値 131.61/131.64
始値 132.24
高値 132.50
安値 131.61
ユーロ/ドル NY終値 1.0261/1.0265
始値 1.0250
高値 1.0275
安値 1.0226