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独製造業PMI、7月は49.3 新規受注低迷で2年超ぶり50割れ

配信日時:2022/08/01 17:40 配信元:REUTERS

[ベルリン 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表したドイツの7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3へ低下し、好不況の分かれ目となる50を2年以上ぶりに下回った。新規受注の落ち込みが深刻化していることが背景にある。

6月は52.0。ロイターがまとめたアナリスト調査は49.2だった。

新規受注指数は40.1へ低下し、2020年5月以来の水準となった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・アソシエイト・ディレクター、フィル・スミス氏は声明で「ガス供給が不足する恐れがあるため、独製造業者は来年の生産見通しを非常に懸念している」と指摘した。

「製造業の見通しは3月にマイナスに転じ、以降はほぼ毎月悪化している。見通しに対する下振れリスクが高まり続けている」とした。

インフレについては明るい兆しが見られた。投入コスト上昇率は3カ月連続で鈍化し、2021年2月以来の低水準となった。

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