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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.175%に低下

配信日時:2022/07/29 16:13 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。米国の景気後退が意識されるなか、前日の米市場で債券が買われた(金利は低下)流れが東京市場に波及した。  米商務省が28日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比の年率換算で0.9%減と2四半期連続のマイナス成長となり、市場では景気悪化を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見方が強まった。同日の米長期金利は一時2.64%と4月中旬以来の水準に低下し、これを手掛かりに国内債は買いが先行。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が27日の記者会見で、将来的に利上げペースを緩める可能性に言及したこともあって米金利の先安観が台頭しており、債券先物は150円50銭台まで上伸した。今晩に発表される6月の米個人消費支出(PCE)デフレーターの結果を見極めたいとする向きも一部であったが、続伸して始まった日経平均株価が軟化したことなどを支えに堅調に推移した。なお、この日に実施された日銀の国債買いオペは波乱なく通過した。  先物9月限の終値は前日比26銭高の150円51銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.025%低下の0.175%と、3月10日以来およそ4カ月半ぶりの低水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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