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午後:債券サマリー 先物は反落、買い一巡後は持ち高調整売りに押される

配信日時:2022/07/28 15:29 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月9月限は6営業日ぶりに反落。前日の米債券高(金利は低下)に追随して始まったものの、買い一巡後は高値警戒感から売りが優勢となった。  米連邦準備理事会(FRB)は27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、前回の6月会合に続き0.75%の利上げを決めた。パウエルFRB議長は記者会見でインフレ抑制に注力すると強調した一方、将来的に利上げペースを緩める可能性に言及。市場ではFRBのタカ派姿勢が後退したと受け止める向きが多く、同日の米長期金利が一時2.7%台前半に低下した流れが東京市場に波及した。ただ、債券先物は足もとで上昇が続いていたとあって持ち高調整の売りが出やすく、午前に150円44銭まで上伸したあとは伸び悩み。午後に入ると、時間外取引で米長期金利が2.8%近辺に上昇したことなどが影響するかたちでマイナス圏に沈んだ。なお、この日に実施された2年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4厘と前回(6月28日)の9厘から縮小し、応札倍率は4.33倍と前回の3.81倍を上回った。  先物9月限の終値は前日比4銭安の150円25銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.200%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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