注目トピックス 市況・概況
20日の米国市場ダイジェスト:NYダウ47ドル高、ハイテクがけん引
配信日時:2022/07/21 07:29
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ47ドル高、ハイテクがけん引
米国株式市場は続伸。ダウ平均は47.79ドル高の31874.84ドル、ナスダックは184.50ポイント高の11897.65で取引を終了した。先週分の住宅ローンの需要が22年ぶりの低水準に落ち込んだほか、6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低となり、国内経済の減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。旅行関連株の買いに支えられ、ダウはプラス圏に改善も、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊リスクが高まったとの報道をきっかけに、世界経済に悲観的な見通しが再び重しとなった。しかし、ハイテク株の買戻しが続きダウを支援し、主要株式指数はプラス圏で終了。セクタ—別では半導体・同製造装置、小売りが上昇した一方で、ヘルスケア機器・サービスが下落した。
カジノを運営するラスベガス・サンズ(LVS)、ウィン・リゾーツ(WYNN)は、マカオが新型コロナウイルス感染者数の減少に伴い条件が整えば23日からカジノを再開する計画が報じられたため、業績改善期待にそれぞれ買われた。暗号資産取引所のコインベース(COIN)は、破綻した暗号資産関連企業のエクスポージャーはないと表明したため、大幅高。メキシコ料理のファストフードチェーンを経営するチボトレ・メキシカングリル(CMG)は労組の結成に向けて運動が進んでいたメイン州オーガスタの支店閉鎖を発表し、上昇した。一方で、パーソナルケア製品メーカーのバス&ボディワークス(BBWI)は通年の業績見通しを引き下げ、下落。また、油田製品・サービス会社のベーカー・ヒューズ(BKR)も第2四半期決算でサプライチェーン問題がくすぶり赤字拡大が嫌気され、下落した。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回り、さらに、上海での生産の一段拡大を明らかにし、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:イタリア政治不安を嫌気してユーロ弱含み
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円96銭まで下落後、138円29銭まで上昇し138円24銭で引けた。6月中古住宅販売件数が5月から予想以上に減少し、2年ぶり最低となったため利回りの低下に伴い一時ドル売りが優勢となった。その後、米債利回りが上昇に転じ、ドル買いが再燃。欧州通貨でのドル売りも強まったと見られる。
ユーロ・ドルは1.0237ドルから1.0156ドルまで下落し、1.0178ドルで引けた。ロシアが「ノルドストリーム1」を通じた欧州へのガス供給を再開しないリスクを警戒したユーロ売りが根強く、さらにユーロ圏7月消費者信頼感指数速報値が過去最低を記録したため成長減速を懸念したユーロ売りが強まつたほか、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊危機に直面したとの報道を警戒したユーロ売りが加速。ユーロ・円は141円34銭から140円43銭まで下落。ポンド・ドルは1.2006ドルまで上昇後、1.1954ドルまで反落した。英国のインフレ率が40年ぶり高水準となり、英中銀の大幅利上げを織り込むポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9585フランまで弱含んだのち、0.9736フランまで上昇した。
■NY原油:弱含みで99.88ドル、利食い売りで伸び悩む
NY原油先物9月限は弱含み(NYMEX原油9月限終値:99.88 ↓0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.86ドルの99.88ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは98.16ドル-100.72ドル。ニューヨーク市場の序盤に98.16ドルまで下げたが、需給ひっ迫の思惑は後退せず、中盤にかけて100.72ドルまで反発。ただ、ニューヨーク市場の終盤にかけて利食い売りが優勢となり、通常取引終了後の時間外取引では主に100ドルを下回る水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.36ドル +0.01ドル(+0.03%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.81ドル +0.16ドル(+0.20%)
ゴールドマン・サックス(GS)321.45ドル +3.40ドル(+1.07%)
インテル(INTC) 40.56ドル +0.34ドル(+0.85%)
アップル(AAPL) 153.04ドル +2.04ドル(+1.35%)
アルファベット(GOOG) 114.70ドル +0.08ドル(+0.07%)
メタ(META) 183.09ドル +7.31ドル(+4.16%)
キャタピラー(CAT) 179.97ドル +0.48ドル(+0.27%)
アルコア(AA) 45.06ドル +0.16ドル(+0.36%)
ウォルマート(WMT) 130.64ドル +1.08ドル(+0.83%) <ST>
米国株式市場は続伸。ダウ平均は47.79ドル高の31874.84ドル、ナスダックは184.50ポイント高の11897.65で取引を終了した。先週分の住宅ローンの需要が22年ぶりの低水準に落ち込んだほか、6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低となり、国内経済の減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。旅行関連株の買いに支えられ、ダウはプラス圏に改善も、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊リスクが高まったとの報道をきっかけに、世界経済に悲観的な見通しが再び重しとなった。しかし、ハイテク株の買戻しが続きダウを支援し、主要株式指数はプラス圏で終了。セクタ—別では半導体・同製造装置、小売りが上昇した一方で、ヘルスケア機器・サービスが下落した。
カジノを運営するラスベガス・サンズ(LVS)、ウィン・リゾーツ(WYNN)は、マカオが新型コロナウイルス感染者数の減少に伴い条件が整えば23日からカジノを再開する計画が報じられたため、業績改善期待にそれぞれ買われた。暗号資産取引所のコインベース(COIN)は、破綻した暗号資産関連企業のエクスポージャーはないと表明したため、大幅高。メキシコ料理のファストフードチェーンを経営するチボトレ・メキシカングリル(CMG)は労組の結成に向けて運動が進んでいたメイン州オーガスタの支店閉鎖を発表し、上昇した。一方で、パーソナルケア製品メーカーのバス&ボディワークス(BBWI)は通年の業績見通しを引き下げ、下落。また、油田製品・サービス会社のベーカー・ヒューズ(BKR)も第2四半期決算でサプライチェーン問題がくすぶり赤字拡大が嫌気され、下落した。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回り、さらに、上海での生産の一段拡大を明らかにし、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:イタリア政治不安を嫌気してユーロ弱含み
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円96銭まで下落後、138円29銭まで上昇し138円24銭で引けた。6月中古住宅販売件数が5月から予想以上に減少し、2年ぶり最低となったため利回りの低下に伴い一時ドル売りが優勢となった。その後、米債利回りが上昇に転じ、ドル買いが再燃。欧州通貨でのドル売りも強まったと見られる。
ユーロ・ドルは1.0237ドルから1.0156ドルまで下落し、1.0178ドルで引けた。ロシアが「ノルドストリーム1」を通じた欧州へのガス供給を再開しないリスクを警戒したユーロ売りが根強く、さらにユーロ圏7月消費者信頼感指数速報値が過去最低を記録したため成長減速を懸念したユーロ売りが強まつたほか、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊危機に直面したとの報道を警戒したユーロ売りが加速。ユーロ・円は141円34銭から140円43銭まで下落。ポンド・ドルは1.2006ドルまで上昇後、1.1954ドルまで反落した。英国のインフレ率が40年ぶり高水準となり、英中銀の大幅利上げを織り込むポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9585フランまで弱含んだのち、0.9736フランまで上昇した。
■NY原油:弱含みで99.88ドル、利食い売りで伸び悩む
NY原油先物9月限は弱含み(NYMEX原油9月限終値:99.88 ↓0.86)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.86ドルの99.88ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは98.16ドル-100.72ドル。ニューヨーク市場の序盤に98.16ドルまで下げたが、需給ひっ迫の思惑は後退せず、中盤にかけて100.72ドルまで反発。ただ、ニューヨーク市場の終盤にかけて利食い売りが優勢となり、通常取引終了後の時間外取引では主に100ドルを下回る水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.36ドル +0.01ドル(+0.03%)
モルガン・スタンレー(MS) 81.81ドル +0.16ドル(+0.20%)
ゴールドマン・サックス(GS)321.45ドル +3.40ドル(+1.07%)
インテル(INTC) 40.56ドル +0.34ドル(+0.85%)
アップル(AAPL) 153.04ドル +2.04ドル(+1.35%)
アルファベット(GOOG) 114.70ドル +0.08ドル(+0.07%)
メタ(META) 183.09ドル +7.31ドル(+4.16%)
キャタピラー(CAT) 179.97ドル +0.48ドル(+0.27%)
アルコア(AA) 45.06ドル +0.16ドル(+0.36%)
ウォルマート(WMT) 130.64ドル +1.08ドル(+0.83%) <ST>
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