２０日の株式相場見通し＝大幅続伸か、米株急騰受けリスクオン加速

　２０日の東京株式市場は、主力株を中心に幅広く買いが優勢の展開となり日経平均株価は大幅続伸する公算が大きい。前日の欧州株市場がほぼ全面高に買われたほか、米国株市場でもＮＹダウなど主要株価指数がいずれも大幅高となったことが投資家心理を強気に傾けそうだ。ＦＲＢによる金融引き締め強化に対する行き過ぎた懸念が後退し、企業の決算発表への期待感からグロース（成長）株をはじめ広範囲に買い戻しが加速している。ＮＹダウは７５０ドルあまり水準を切り上げほぼ高値引けとなり、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も３５０ポイントを超える上げで、上昇率は３％を上回った。東京市場では前日まで日経平均が４日続伸と戻り歩調を強めているが、２万７０００円台近辺では戻り売り圧力の強さが観測され、上値の重さも意識されていた。しかし、きょうは世界株高の流れに乗り、大台ラインを通過点に更に上値を伸ばす可能性が高そうだ。 　１９日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比７５４ドル４４セント高の３万１８２７ドル０５セントと急反発。ナスダック総合株価指数は同３５３．１００ポイント高の１万１７１３．１４８だった。 　日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合（～２１日）、６月の首都圏マンション販売、６月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では７月の中国最優遇貸出金利、６月の英ＣＰＩ、６月の米中古住宅販売件数など。 出所：MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.