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午後3時のドルは138円後半、24年ぶり高値圏で上昇一服

配信日時:2022/07/15 15:34 配信元:REUTERS

[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの138円後半。米大幅利上げ観測がやや後退したことを受け、前日海外市場でつけた約24年ぶり高値から小幅に下落した水準でもみ合いが続いた。

きょうは実需の売買が集中する5・10日だったものの、売り買いに大きな片寄りはみられず、東京市場のドルは138円後半から139円前半で売買が交錯した。高値圏で「(ドル買いに)ポジションが傾き過ぎていることもあり、調整売りが出やすい」(ステート・ストリート銀行の東京支店・共同支店長、若林徳広氏)との声もあった。

他の主要通貨にも目立った動きはなかった。前日海外で1ユーロ=1ドルのパリティ(等価)を再び割り込んだユーロも1.00ドル前半で横ばいだった。

全般小動きの中、中国経済に敏感な豪ドルが午後の取引で軟化し、93円後半から前半へ売られた。この日、中国で発表された6月経済指標は、小売売上高が予想を上回った一方、鉱工業生産が予想に届かなかった。

市場では「(中国の)緩やかな回復基調に大きな変化は見られないが、若年層失業率の急上昇など、リスクは依然ある」(外銀)との指摘が出ていた。6月の失業率は5.5%と、5月の5.9%から改善したが、若者の失業率は過去最高の19.3%と、5月の18.4%から悪化した。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 138.95/97 1.0019/23 139.25/29

午前9時現在 138.96/98 1.0024/28 139.29/33

NY午後5時 138.90/93 1.0016/20 139.21/25

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