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午後:債券サマリー 先物は反落、リスクオン地合いで売り優勢

配信日時:2022/06/27 15:38 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月9月限は3営業日ぶりに反落。前週末の米市場が株高・債券安とリスクオン地合いとなったことで、この日の東京市場でも債券は売りが優勢だった。  24日にミシガン大学が発表した6月の米消費者態度指数(確報値)が速報値から下方修正されたことを受け、同日の米市場では米連邦準備理事会(FRB)の急速な利上げ観測がやや後退。NYダウなど米主要株価指数の上昇が影響するかたちで米長期債相場は反落し、国内債の先物にも売りが先行した。日銀が朝方公表した16~17日開催分の金融政策決定会合での主な意見では「資源価格上昇と為替変動により、値上げ品目は広がりをみせているが、前向きの循環のもとでの物価安定の目標が実現されたとはいえず、金融政策は現状維持が適当である」との指摘などが明らかとなったが、相場の反応は限定的。朝方の売りが一巡したあとは持ち直す場面もあったが、日経平均株価が上昇するなか相対的に安全資産とされる債券には売りが出やすく、債券先物は午後に148円50銭台まで押された。なお、あす28日は財務省による2年債入札が予定されている。  先物9月限の終値は前週末比25銭安の148円52銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.010%上昇の0.230%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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