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午後:債券サマリー 先物は急反発、欧米債券高を受け買い戻し

配信日時:2022/06/16 15:35 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月9月限は急反発。欧米市場の債券高が支援材料となるなか、前日に2円以上急落した反動から買い戻しが入った。  注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%の利上げが決まり、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFOMC後の会見で次回7月の会合について「0.5%か0.75%の利上げを見込む」と述べた。利上げ幅は市場の事前予想通りだったほか、議長発言も想定していたほどインフレ警戒的ではないと受け止められ、15日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及。また、欧州中央銀行(ECB)が15日に開いた臨時理事会で南欧などの国債価格急落の抑制策を決めたことを受け、同日のドイツやフランスの10年債利回りが低下したことも国内債を押し上げる要因となった。ただ、きょうから2日間の日程で日銀が開く金融政策決定会合や、17日夕方に予定されている黒田総裁の会見で金融緩和姿勢に変化があるかどうかを見極めたいとする向きも少なくなく、一段の上値追いには慎重さも感じられた。  先物9月限の終値は前日比1円63銭高の147円21銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べ横ばいの0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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