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午後:債券サマリー 先物は大幅続落、一時プラス圏に浮上するも午後に急落

配信日時:2022/06/15 15:56 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅続落。日銀が国内金利の上昇を抑制する姿勢を強めていることから持ち直す場面もあったが、上値は重く午後に入ると急落した。  債券先物は売り優勢でスタート。米連邦準備理事会(FRB)が15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の3倍となる0.75%の利上げを決めるとの観測などを背景に、米長期金利が一時3.49%と2011年4月以来の水準に上昇したことが影響した。ただ、日銀が原則として毎営業日に実施している指し値オペ(対象は364回、365回、366回)に加え、チーペスト銘柄(国債先物の決済における受渡適格銘柄)にあたる356回も対象にすると10時過ぎに通知したことをきっかけに売り圧力が和らぎ、債券先物はプラス圏に浮上する場面があった。とはいえ、FOMCの結果発表を控えているとあって買いは続かず再び軟化し、午後には日銀の政策修正思惑などを背景とした売りが活発化。日銀はチーペスト銘柄の連続指し値オペを16日と17日に実施すると発表したが相場の反応は薄かった。  先物9月限の終値は前日比2円01銭安の145円58銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べ横ばいの0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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