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午後:債券サマリー 先物は横ばい、長期金利0.245%に小幅上昇

配信日時:2022/05/17 15:53 配信元:MINKABU
 17日の債券市場で、先物中心限月6月限は横ばい。朝方の買いが一巡したあとは上値が重くなり、模様眺めムードが強まるなか一時マイナス圏に沈む場面があった。  16日に発表された中国の4月小売売上高や4月鉱工業生産が低調な内容となったことに加え、ニューヨーク連銀が発表した5月の製造業景気指数がマイナス11.6と前月のプラス24.6から急低下したことを受け、同日の米市場では世界景気に対する警戒感から相対的に安全資産とされる米国債が買われた(金利は低下)。この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は寄り付き直後に149円57銭まで上伸したが、一段と上値を追う勢いには乏しく伸び悩み。反落して始まった日経平均株価が切り返したことや、時間外取引での米長期金利の上昇が重荷となった。今晩に米国の4月小売売上高や4月鉱工業生産が発表されるほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のイベント参加、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁やエバンズ米シカゴ連銀総裁の講演が予定されていることで、一方向には持ち高を傾けにくい面もあった。  先物6月限の終値は前日に比べ横ばいの149円48銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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