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東京株式(大引け)=119円高、続伸も買い一巡後は伸び悩む

配信日時:2022/05/16 15:51 配信元:MINKABU
 16日の東京株式市場は前週末の米株高を受け日経平均株価が続伸したが、買い一巡後は伸び悩み、上げ幅を縮小する展開となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比119円40銭高の2万6547円05銭と続伸。プライム市場の売買高概算は15億49万株、売買代金概算は3兆1759億円。値上がり銘柄数は634、対して値下がり銘柄数は1172、変わらずは31銘柄だった。  きょうの東京市場は、日経平均が前週末の大幅高に続き戻り足をみせる展開だったが、上値では売り圧力の強さも確認された。値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回ったほか、TOPIXは小幅ながらマイナス圏で着地している。前週末の欧米株市場が揃って高く、この流れを引き継ぐ格好となったが、日経平均は欧米株市場に先立って大幅高をみせていたこともあって、きょうは朝高後に上値の重さが意識される相場となった。半導体関連の主力株が買われ全体指数を押し上げる一方、鉄鋼や非鉄株への売りが目立った。前場取引時間中に発表された中国の経済指標が市場コンセンサスを下回り、中国景気の減速が警戒されたことが市場のセンチメントを低下させた。米株価指数先物が軟調に推移したことも嫌気され、次第に上げ幅を縮小した。  個別では、レーザーテック<6920.T>が大商いで上昇したほか、村田製作所<6981.T>、キーエンス<6861.T>、SUMCO<3436.T>なども買い優勢だった。オリエンタルランド<4661.T>が大きく水準を切り上げ、リクルートホールディングス<6098.T>なども買いを集めた。日本郵政<6178.T>も高い。日東工業<6651.T>がストップ高で値上がり率トップとなり、このほか、ダブルスタンダード<3925.T>、上組<9364.T>、イーレックス<9517.T>など値幅制限いっぱいまで買われた銘柄が相次いだ。  半面、川崎汽船<9107.T>が利食われ、任天堂<7974.T>は下値模索の動きとなった。ホンダ<7267.T>が軟調、オリンパス<7733.T>も利益確定売りに押された。日医工<4541.T>が続急落、ギークス<7060.T>、エン・ジャパン<4849.T>、朝日インテック<7747.T>などの下げも目立った。メディパルホールディングス<7459.T>、日本CMK<6958.T>も大きく水準を切り下げた。 出所:MINKABU PRESS

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