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午後:債券サマリー 先物は続伸、欧米の金利低下が買い手掛かり

配信日時:2022/05/13 16:16 配信元:MINKABU
 13日の債券市場で、先物中心限月6月限は4日続伸。前日の海外市場がリスクオフ地合いとなり、欧州や米国の長期金利が低下した流れを引き継いだ。  12日の欧州市場ではエネルギー供給不安の高まりを背景としたユーロ圏経済の先行き不透明感からドイツやフランスの10年債利回りが低下したほか、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めによる米景気の減速懸念で米長期金利は一時2.8%台前半に低下した。これを手掛かりに東京市場でも債券に買いが先行し、債券先物は朝方に149円60銭台まで上伸する場面があった。その後は日経平均株価の急反発が影響するかたちで売りも出たが、日銀の黒田総裁が衆議院・財務金融委員会で「金融緩和を続けていく」姿勢を改めて強調したことなどを支えに堅調に推移した。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施され、応札倍率は「残存期間1年超3年以下」が2.55倍(前回は1.73倍)、「同3年超5年以下」が2.04倍(同1.85倍)、「同5年超10年以下」が3.25倍(同2.71倍)だった。  先物6月限の終値は前日比5銭高の149円52銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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