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米外為市場サマリー:リスク回避のドル売りで一時127円50銭台に軟化

配信日時:2022/05/13 07:49 配信元:MINKABU
 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=128円34銭前後と前日に比べて1円60銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=133円22銭前後と同3円40銭強のユーロ安・円高だった。  米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めによる米景気の減速懸念や、新型コロナウイルス対策のための活動制限が続く中国経済の先行き不透明感などを背景にリスク回避的なドル売り・円買いが優勢だった。また、この日に発表された4月の米卸売物価指数(PPI)の上昇率が前月比0.5%と市場予想と同じだったほか、前週分の米新規失業保険申請件数が20万3000件(市場予想は19万5000件)と2週連続で増加したことも影響。米長期金利の低下で日米金利差の縮小が意識され、一時127円50銭台まで軟化した。ただ、投資家のリスク回避姿勢が強まる局面では流動性の高いドルへの需要もあり、その後は128円40銭台に下げ渋る場面があった。一方、エネルギー供給不安の高まりから欧州経済の不確実性が意識されるなか、ユーロも売りも目立った。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0380ドル前後と前日に比べて0.0130ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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