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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.240%に低下

配信日時:2022/05/12 15:30 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月6月限は3日続伸。米長期金利が低下した流れを引き継ぐかたちで寄り付きから買いが優勢だった。  前日に発表された注目の米4月消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で8.3%となり、3月の8.5%からやや鈍化したものの市場予想の8.1%を上回った。これを受けた同日の米長期金利は一時3.07%まで上昇する場面もあったが、その後は米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めによる米景気の減速が意識され2.9%台に低下。米セントルイス地区連銀のブラード総裁が「現時点で0.75%の利上げは必要ない」との認識を示したことも米長期債の買いにつながった。この日の時間外取引では米長期金利が2.8%台に低下し、これを手掛かりに債券先物には断続的に買いが流入。30年債入札の低調な結果を嫌気した売りもみられたが、日経平均株価の下落などが支えとなり、債券先物は引けにかけて上げ幅を広げた。なお、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が24銭と前回(4月7日)の10銭から拡大し、応札倍率は3.08倍と前回の3.05倍を若干上回った。  先物6月限の終値は前日比15銭高の149円47銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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