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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.245%で横ばい

配信日時:2022/05/10 15:35 配信元:MINKABU
 10日の債券市場で、先物中心限月6月限は4営業日ぶりに反発。リスクオフ地合いのなか買いが先行したものの、米金利の先高観が根強いとあって上値は限定的だった。  9日の米市場は米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感や、新型コロナウイルス対策のため経済活動の制限が続く中国景気の先行き懸念などから投資家のリスク回避姿勢が強まった。NYダウをはじめ米主要株価指数が大きく下落し、相対的に安全資産とされる米国債が買われた流れが東京市場に波及。前日まで続落していた債券先物には買い戻しが入ったほか、時間外取引で米長期金利が一時3.0%台を割り込んだことも支援材料となり、午前には149円26銭まで上伸する場面があった。ただ、11日に発表される4月の米消費者物価指数(CPI)を控えて米金利の先高観は薄れておらず、一段と買い上がる勢いには乏しかった。なお、この日は財務省による10年債入札が実施され、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は3銭と前回(4月5日)の2銭からやや拡大した一方、応札倍率は5.74倍と前回の3.61倍を上回った。  先物6月限の終値は前日比10銭高の149円19銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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