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東京株式(大引け)=51円高、主力株高安まちまちでTOPIXはマイナス

配信日時:2022/04/05 15:51 配信元:MINKABU
 5日の東京株式市場は強弱観対立のなか方向感の定まりにくい展開となり、日経平均は高く始まった後に値を消したが、取引後半は強含みで推移した。  大引けの日経平均株価は前営業日比51円51銭高の2万7787円98銭と続伸。プライム市場の売買高概算は11億5544万株、売買代金概算は2兆6678億円。値上がり銘柄数は952、対して値下がり銘柄数は808、変わらずは79銘柄だった。  きょうの東京市場は前日の欧米株市場が総じて上昇したことで、朝方は日経平均が200円以上高く始まったが、その後は買いが続かず値を消す展開に。外国為替市場でドルが買われ、1ドル=122円台前半まで円高方向に振れたことで輸出セクターにはネガティブに働き、日経平均は前引け時点では小幅ながらマイナス圏で着地した。売買代金上位の主力株は高安まちまち。前日のWTI原油先物価格が急伸したことを受け、資源開発関連株の一角が買われたほか、内需の個人消費関連などに強い動きを示す銘柄が多かった。一方で銀行や保険など金融株が軟調で鉄鋼や海運など市況関連にも売りが目立った。TOPIXは小幅ながらマイナス圏で引けている。なお、プライム市場の売買代金は2兆6000億円台で前日の水準を5000億円弱上回った。  個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984.T>が高く、東京エレクトロン<8035.T>も上昇した。キーエンス<6861.T>が堅調、ファーストリテイリング<9983.T>も買いを集めた。エムスリー<2413.T>が物色人気。リクルートホールディングス<6098.T>が買われたほか、楽天グループ<4755.T>も大きく値を上げた。ピアラ<7044.T>はストップ高となった。IMAGICA GROUP<6879.T>、日本電波工業<6779.T>が大幅高となり、しまむら<8227.T>も値を飛ばした。  半面、レーザーテック<6920.T>が朝高後に値を消し、日本郵船<9101.T>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが売りに押され、任天堂<7974.T>も値を下げた。三菱商事<8058.T>も安い。大平洋金属<5541.T>が値下がり率トップとなったほか、日本金属<5491.T>も大幅安。T&Dホールディングス<8795.T>、第一生命ホールディングス<8750.T>など生保株の下げが目立った。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>も安い。 出所:MINKABU PRESS

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