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米外為市場サマリー:一時121円28銭まで軟化するも下げ渋る

配信日時:2022/04/01 07:50 配信元:MINKABU
 3月31日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=121円70銭前後と前日に比べて10銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=134円67銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高だった。  NYダウなど米主要株価指数が続落したことや米長期金利が低下したことが重荷となったほか、月末・四半期末に絡んだ持ち高調整の動きなどからドル売り・円買いが出やすかった。また、この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が20万2000件(市場予想は19万7000件程度)と3週ぶりに増加したことや、米商務省が発表した2月の個人消費支出(PCEコア・デフレーター)が前年同月比5.4%の上昇と市場予想(5.5%程度の上昇)を下回ったことも影響し、ドル円相場は一時121円28銭まで軟化した。ただ、米3月雇用統計の発表を4月1日に控えて積極的には動きにくいとあって、ドルは売り一巡後に下げ渋った。一方、ユーロは対ドルや対円で売りが優勢だった。ロシアのプーチン大統領がロシア産天然ガスを購入した場合にルーブルでの支払いを義務付ける大統領令に署名し、「ルーブルでの支払いがされない場合には契約を停止する」としたことでユーロ圏景気への悪影響が懸念された。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1067ドル前後と前日に比べて0.0090ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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