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午後:債券サマリー 先物は7日続落、米金利先高観から売り継続

配信日時:2022/03/29 15:39 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月6月限は7日続落。日銀が長期金利の上昇を抑制する姿勢をみせているものの、米金利の先高観を背景とした売りが続いた。  日銀は前日、固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を29~31日にかけて連続して実施すると発表した。初日にあたるきょうは、午前10時10分頃に指し値オペが通知され、これをきっかけに売り優勢でスタートした債券先物は下げ渋る動きとなったが戻りは限定的。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締め観測が依然として根強いほか、日経平均株価が反発したことが重荷となった。午後にはこの日2回目の指し値オペが通知されたが、相場を押し上げるまでには至らなかった。なお、この日は40年債入札が実施され、応札倍率は2.19倍と前回の2.57倍を下回った。市場では低調な結果と受け止める向きもあり、需給の緩みが意識されたことも戻りの鈍さにつながったようだった。  先物6月限の終値は前日比12銭安の149円03銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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