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午後:債券サマリー 先物は6日続落、長期金利0.250%に上昇

配信日時:2022/03/28 15:43 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月6月限は6日続落。日銀は午前と午後に「指し値オペ」の実施を通知したが、米金利が上昇傾向にあることから国内債は軟調な展開だった。  ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が25日の講演で、今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅について「0.5%の利上げが適切であれば、そうすべきだ」と述べたことなどから、同日の米長期金利は一時2.50%と2019年5月以来の水準まで上昇した。この流れが東京市場に波及するかたちで、債券先物は売り優勢でスタート。日銀が午前10時10分頃に固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」の実施(29日スタートで、買い入れ利回り0.250%)すると通知した直後には一時プラス圏に浮上したが、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締め観測から米金利の先高観は根強く買いは続かなかった。午後に入ると、時間外取引で米長期金利が上昇幅を広げたことを受けて国内債にも売り圧力が強まり、債券先物は一段と下げ幅を拡大。日銀は午後1時30分頃にきょう2回目となる「指し値オペ」の実施(29日スタートで、買い入れ利回り0.250%)を通知したが、国内の金利上昇圧力を抑え込むことはできなかった。  先物6月限の終値は前週末比33銭安の149円15銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.015%上昇の0.250%と16年1月中旬以来の高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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