みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は5日続落、「指し値オペ」は通知されず

配信日時:2022/03/25 16:06 配信元:MINKABU
 25日の債券市場で、先物中心限月6月限は5日続落。前日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことや、日銀が「指し値オペ」を見送ったことが影響した。  24日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数や米3月購買担当者景気指数(PMI)速報値が強い内容となったことで、同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めペースを加速させるとの見方が一段と強まった。これを受けて国内債にも金利上昇圧力が及び、債券先物は売り優勢でスタート。新発10年債の利回りが日銀が許容する変動幅の上限(0.25%程度)に迫るなか、市場では固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」が実施されるとの見方もあったが、午前10時10分頃に行われる定例のオペ通知で発表がなかったことをきっかけに債券相場はやや下げ幅を広げた。この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服していたことが下支えとなったものの、週末で積極的には動きにくいこともあって戻りは鈍かった。  先物6月限の終値は前日比16銭安の149円48銭となった。現物債市場で10年債の利回りは一時0.240%と16年1月中旬以来の高水準をつけたあと、0.235%(前日比0.005%の上昇)で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ