後場の寄り付き概況

後場の日経平均は287円安でスタート、川崎汽船や郵船が下落

配信日時:2022/03/24 12:54 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27752.95;-287.21TOPIX;1960.67;-18.03


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比287.21円安の27752.95円と、前引け(27727.76円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27490円~27550円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=121.10-20円と朝方と同水準での動き。アジア市況では上海総合指数が軟調な一方、香港ハンセン指数は下げ渋って前日終値水準での推移となっている。前日にかけての急ピッチでの上昇から短期的な過熱感が台頭するなか、前日の欧米株式市場が総じて下落したことで、本日の日経平均はスピード調整。ただ、75日移動平均線をサポートとして意識した動きが見られ、後場の日経平均も下げ渋って底堅い始まりとなっている。本日から北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議や欧州連合(EU)首脳会議が開催されることもあり、ウクライナ情勢を巡って何らかの進展があるか、見極めようとする動きもあるようだ。

 セクター別では海運業、小売業、建設業を筆頭にほぼ全面安。鉱業、非鉄金属、輸送用機器、鉄鋼の4業種のみが上昇となっている。東証1部の売買代金上位では川崎汽船<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>の海運大手が揃って急落。レーザーテック<6920>、マネックスG<8698>、F&LC<3563>、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>なども大きく下落。一方、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、INPEX<1605>、デンソー<6902>、住友鉱<5713>、三井ハイテック<6966>などが堅調。
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