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エラン Research Memo(7):2022年12月期も増収増益予想、さらに上振れの可能性
配信日時:2022/03/18 16:07
配信元:FISCO
■今後の見通し
1. 2022年12月期連結業績予想の概要
エラン<6099>の2022年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比17.0%増の37,000百万円、営業利益が同7.2%増の3,000百万円、経常利益が同7.1%増の3,020百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.9%増の2,000百万円としている。上期の連結業績予想は、売上高が前年同期比13.7%増の17,300百万円、営業利益が同1.9%増の1,430百万円、経常利益が同1.8%増の1,440百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.5%増の980百万円としている。
契約施設数及び利用者数の順調な増加、高利用率の継続などで増収増益予想(14期連続増収増益予想)としている。利益面は人員増に伴う人件費の増加、オリジナル患者衣の本格投入に伴う一時的な原価率の上昇、コロナ禍で減少していた営業経費の反動増、新支店・新規事業立ち上げ費用などを考慮して小幅増益にとどまる予想としている。弊社では同社予想に対して保守的と見ており、特に利益面で上振れの可能性が高いと考えている。
2.重点施策
重点施策として、全国シェア拡大、デジタル化、新事業立ち上げを推進する。営業拠点・エリア展開では、2022年1月に金沢支店(石川県)を第一支店と第二支店に分割した。さらに新支店として、釧路(北海道)または松山(愛媛県)の開設を予定している。きめ細かい営業活動を推進し、既存契約施設への対応の強化・効率化、新規契約先獲得力の強化を推進することで全国シェアを拡大していく。デジタル化推進では、既存契約施設へのタブレット導入による更なる業務効率化、物流・購買関連業務のデジタル化、社内業務のペーパーレス化を推進する。
新サービス・新事業展開では、「CSセットR」と「CSセットLC入院保証」の普及を加速させる。クラシコと共同開発したオリジナル患者衣「lifte」について10施設以上での導入を目指す。困りごと相談「キクミミ」サービスについては相談ニーズに応じてサービス領域拡大を推進する。退院直後の「困った」を総合的にサポートする「退院セット」については、2021年12月期に試験運用を開始しており、2022年12月期は本格稼働の準備を進める。さらにCSセットの付加価値向上や周辺サービス拡大に向けて、「退院セット」に電子カルテ事業、沖縄新事業、及び新たな事業「A」と「B」(具体的なサービス・事業名はリリースまで不明)を絡めたサービスの立ち上げ準備を進める。
エランサービスについては、コールセンターのサービス向上や専門性特化戦略により、顧客満足度のさらなる向上に加え、他の入院セット会社からの請求業務請負拡大も推進する。物流業務の自社配送については2023年12月期中に250施設への自社物流配送体制構築を目指す。インドにおける事業展開については、出資会社(医療関連商品卸会社のBIHS、病院向け洗濯会社のQSW)を通じて、インドの医療市場流通構造やリネンサプライ市場の成長可能性などの調査を継続し、新たなビジネス創出を目指してインドにおけるCSセットの実行可能性やヘルスケアビジネスへの参入などを探索する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
1. 2022年12月期連結業績予想の概要
エラン<6099>の2022年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比17.0%増の37,000百万円、営業利益が同7.2%増の3,000百万円、経常利益が同7.1%増の3,020百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.9%増の2,000百万円としている。上期の連結業績予想は、売上高が前年同期比13.7%増の17,300百万円、営業利益が同1.9%増の1,430百万円、経常利益が同1.8%増の1,440百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.5%増の980百万円としている。
契約施設数及び利用者数の順調な増加、高利用率の継続などで増収増益予想(14期連続増収増益予想)としている。利益面は人員増に伴う人件費の増加、オリジナル患者衣の本格投入に伴う一時的な原価率の上昇、コロナ禍で減少していた営業経費の反動増、新支店・新規事業立ち上げ費用などを考慮して小幅増益にとどまる予想としている。弊社では同社予想に対して保守的と見ており、特に利益面で上振れの可能性が高いと考えている。
2.重点施策
重点施策として、全国シェア拡大、デジタル化、新事業立ち上げを推進する。営業拠点・エリア展開では、2022年1月に金沢支店(石川県)を第一支店と第二支店に分割した。さらに新支店として、釧路(北海道)または松山(愛媛県)の開設を予定している。きめ細かい営業活動を推進し、既存契約施設への対応の強化・効率化、新規契約先獲得力の強化を推進することで全国シェアを拡大していく。デジタル化推進では、既存契約施設へのタブレット導入による更なる業務効率化、物流・購買関連業務のデジタル化、社内業務のペーパーレス化を推進する。
新サービス・新事業展開では、「CSセットR」と「CSセットLC入院保証」の普及を加速させる。クラシコと共同開発したオリジナル患者衣「lifte」について10施設以上での導入を目指す。困りごと相談「キクミミ」サービスについては相談ニーズに応じてサービス領域拡大を推進する。退院直後の「困った」を総合的にサポートする「退院セット」については、2021年12月期に試験運用を開始しており、2022年12月期は本格稼働の準備を進める。さらにCSセットの付加価値向上や周辺サービス拡大に向けて、「退院セット」に電子カルテ事業、沖縄新事業、及び新たな事業「A」と「B」(具体的なサービス・事業名はリリースまで不明)を絡めたサービスの立ち上げ準備を進める。
エランサービスについては、コールセンターのサービス向上や専門性特化戦略により、顧客満足度のさらなる向上に加え、他の入院セット会社からの請求業務請負拡大も推進する。物流業務の自社配送については2023年12月期中に250施設への自社物流配送体制構築を目指す。インドにおける事業展開については、出資会社(医療関連商品卸会社のBIHS、病院向け洗濯会社のQSW)を通じて、インドの医療市場流通構造やリネンサプライ市場の成長可能性などの調査を継続し、新たなビジネス創出を目指してインドにおけるCSセットの実行可能性やヘルスケアビジネスへの参入などを探索する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
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