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外為サマリー:1ドル118円20銭前後でもみ合い、ゴトウビに伴うドル買いは限定的

配信日時:2022/03/15 10:12 配信元:MINKABU
 15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=118円22銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて50銭前後のドル高・円安となっている。  14日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=118円19銭近辺と、前週末と比べて90銭前後のドル高・円安で取引を終えた。米国の10年債利回りが19年7月以来となる2.14%台へ上昇するなか、この日は海外市場を通じてドル買いが優勢となった。欧州市場ではロシアとウクライナの第4回停戦協議への思惑でユーロドルの売り圧力が弱まったため、このユーロ買い戻し・ドル売りが他の通貨ペアにも波及し、ドル円は118円ちょうど近辺でやや上値が重くなった。ニューヨーク市場に入ると、ロシアとウクライナの停戦協議が中断との報道にドル高で反応。中盤以降は米連邦公開市場委員会(FOMC)を今週に控えて大幅利上げ期待が再び高まり、ドル円は終盤に118円22銭付近まで強含んだ。  東京市場のドル円は118円20銭前後でもみ合いとなっている。オセアニア市場では前日の海外市場からの流れを引き継ぎ、118円30銭付近まで一段高となった。東京勢参入後は118円台に乗せたことで実需筋のドル売り・円買いが断続的に観測されているもよう。一方で、米10年債利回りが時間外取引でも2.14%台を維持しており、これを背景にしたドル買いが下値を支えているようだ。なお、きょうは5・10日(ゴトウビ)であるが、仲値にかけてのドル買いは限定的となった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0949ドル付近と前日の午後5時時点と比べて0.0015ドル前後のユーロ高・ドル安、対円では1ユーロ=129円42銭付近と同70銭前後のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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