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東京株式(大引け)=527円安と急反落、一時2万5000円割れへ下落

配信日時:2022/03/11 15:41 配信元:MINKABU
 11日の東京株式市場で日経平均株価は急反落。ハイテク株などが売られ一時、2万5000円を割り込む場面があった。  大引けの日経平均株価は前日比527円62銭安の2万5162円78銭。東証1部の売買高概算は14億2133万株。売買代金概算は3兆3145億円となった。値上がり銘柄数は413と全体の約19%、値下がり銘柄数は1707、変わらずは60銘柄だった。  米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの上昇となり、インフレ加速への懸念が高まったことも警戒され前日のNYダウは反落した。これを受け、この日の東京市場も売りに押される展開となり、日経平均株価は一時700円を超す下落となった。前日の日経平均株価が急上昇した反動で、利益確定による売りが先行し、ハイテク株などを中心に値を下げる銘柄が目立った。ただ、引けにかけやや下げ渋った。為替は一時1ドル=116円70銭台と17年1月以来、5年2カ月ぶりとなる円安が進んだ。  個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、ソニーグループ<6758.T>、TDK<6762.T>といったハイテク株が安い。トヨタ自動車<7203.T>やリクルートホールディングス<6098.T>、ダイキン工業<6367.T>が売られた。日本電産<6594.T>やJT<2914.T>、HOYA<7741.T>も値を下げた。武田薬品工業<4502.T>や資生堂<4911.T>が軟調だった。  半面、日本郵船<9101.T>や川崎汽船<9107.T>などの海運株が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など大手銀行株も値を上げた。任天堂<7974.T>やINPEX<1605.T>、KDDI<9433.T>がしっかり。三井物産<8031.T>や丸紅<8002.T>、住友商事<8053.T>といった大手商社株も値を上げた。 出所:MINKABU PRESS

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