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米外為市場サマリー:米CPI受け116円10銭台に上昇

配信日時:2022/03/11 07:54 配信元:MINKABU
 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=116円14銭前後と前日に比べて30銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=127円59銭前後と同70銭程度のユーロ安・円高だった。  この日に米労働省が発表した2月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比7.9%と前月(7.5%)から勢いを増し、約40年ぶりの高さとなったことからインフレ加速への警戒感が台頭。米長期金利が上昇するなか日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入し、一時116円19銭まで上伸した。その後は東京市場でつけた116円20銭が意識されるかたちで伸び悩む場面もあったが、ロシアとウクライナの外相会談に目立った進展がなかったことから有事のドル買いは根強かった。一方、ユーロは欧州中央銀行(ECB)が理事会で量的金融緩和の縮小を決めたことを手掛かりに一時買われたものの、ラガルドECB総裁が記者会見で「ロシアのウクライナ侵攻で成長が鈍化する一方、物価が押し上げられる恐れがある」と指摘すると物価上昇と景気悪化が同時進行するスタグフレーションへの懸念から売りが強まった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0986ドル前後と前日に比べて0.0090ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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