後場の寄り付き概況

後場の日経平均は879円高でスタート、信越化やリクルートHDが上昇

配信日時:2022/03/10 12:51 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25597.05;+879.52TOPIX;1821.40;+62.51


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比879.52円高の25597.05円と、前引け(25667.85円)から上げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は25570円~25650円のレンジで後半にかけて弱含みで推移。ドル・円は1ドル=116.10-20円と朝方から20-30銭程円安水準で、116円台を回復したのは年明け以来およそ2カ月ぶりとなる。アジア市況では上海総合指数と香港ハンセン指数が2%前後の上昇率でともに堅調推移。ロシアとウクライナの停戦協議への期待が高まるなか、石油輸出国機構(OPEC)の増産期待でインフレ懸念も後退し、前場は力強い買い戻しが入った。ただ、日経平均は前場の間にほぼ一本調子で一時1000円近くも上昇しただけに、後場はやや騰勢が一服している。また、今晩は欧州中央銀行(ECB)の定例理事会が開催予定のほか、米2月消費者物価指数(CPI)が発表予定のため、イベント前に持ち高調整を超えた積極的な買いは入りにくいようだ。

 セクター別では空運業、その他金融業、ガラス・土石製品などを筆頭にほぼ全面高で、鉱業のみが下落している。東証1部の売買代金上位では、ソニーG<6758>、信越化
<4063>、リクルートHD<6098>が急伸しており、オリックス<8591>、HOYA<7741>、レーザーテック<6920>、トヨタ自<7203>、郵船<9101>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<
9984>なども大幅に上昇。一方、INPEX<1605>が小安く、コスモエネHD<5021>が急落となっている。
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