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外為サマリー:1ドル116円01銭付近まで上昇、株高による円安やゴトウビのドル買いで

配信日時:2022/03/10 10:09 配信元:MINKABU
 10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=115円97銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて10銭前後のドル高・円安となっている。  9日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=115円83銭近辺と、前日と比べて15銭前後のドル高・円安で取引を終えた。欧州市場では米国債利回りの上昇を背景にドル買いの地合いとなり、中盤にこの日の高値となる115円94銭付近まで強含んだ。その後、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの交渉で一定の譲歩をする用意がある意向であると伝えられるとユーロドルは買いに反応し、この対ユーロでのドル売りが他の通貨ペアへも波及したため、ドル円はニューヨーク市場の早朝にこの日の安値となる115円56銭付近まで軟化。ニューヨーク市場の中盤から終盤にかけては115円80銭前後まで持ち直したが、アラブ首長国連邦(UAE)が「OPECプラス」に増産を呼びかける方針と報じられ、マーケットのムードが急速に好転するなか、リスク回避のドル買い圧力が和らいだことで、ドル円の戻りは限られた。  東京市場のドル円は強含みの展開となっており、日経平均株価の大幅上昇を受けた円安に、5・10日(ゴトウビ)に伴う実需のドル買い観測も相まって、116円01銭付近まで上昇する場面がみられている。一方で、クロス円での円安は限定的で、全般的にもみ合いとなっている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1055ドル付近と前日の午後5時時点と比べて0.0140ドル前後のユーロ高・ドル安、対円では1ユーロ=128円19銭付近と同1円70銭前後のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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