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午後:債券サマリー 先物は続落、欧米の金利上昇に追随

配信日時:2022/03/09 15:27 配信元:MINKABU
 9日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。前日の欧米市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことで、国内債もこれに追随する動きとなった。  8日の欧州市場では、「欧州連合(EU)がエネルギー・防衛歳出の原資確保のため大規模な共同債の発行を検討している」との一部報道を受けてドイツの10年債利回りがプラス圏に浮上。また、バイデン米大統領がロシアからの石油や天然ガスの輸入を禁止すると発表したことで、エネルギー高がインフレを加速させるとの見方から米長期金利が上昇した。これが東京市場に影響し、債券先物は朝方に一時150円72銭まで軟化。その後はやや下げ渋る動きとなったが、時間外取引で米長期金利が高止まりしていることが重荷となり戻りは鈍かった。なお、この日は日銀の国債買いオペが行われ、「残存期間1年超3年以下」の応札倍率は2.63倍(前回は2.77倍)、「同5年超10年以下」は1.64倍(同2.10倍)と売り意欲の乏しさを示す結果となったが、相場を押し上げるまでには至らなかった。  先物3月限の終値は前日比15銭安の150円83銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.160%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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