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東京株式(大引け)=430円安、リスク回避の売り止まず2万5000円割れ

配信日時:2022/03/08 15:52 配信元:MINKABU
 8日の東京株式市場は引き続きリスク回避の売り圧力が強く、日経平均株価は下値模索の動き。後場も次第安の展開で大幅安となり、2万5000円台を割り込んだ。  大引けの日経平均株価は前営業日比430円46銭安の2万4790円95銭と3日続落。東証1部の売買高概算は18億7340万株、売買代金概算は4兆768億円。値上がり銘柄数は346、対して値下がり銘柄数は1788、変わらずは46銘柄だった。  ロシアのウクライナ侵攻やインフレ懸念を背景に世界的な株安の連鎖が止まらない状況となっている。きょうの東京市場は、前日の欧米株安を受けて売り先行で始まったが、途中では半導体関連などハイテク株への買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を縮めプラス転換する場面もあった。しかし、買い戻しが一巡すると、再び売り直される展開となり、後場に入るとリスクオフの流れが急速に強まった。ハイテク株も総じて値を消し、前日まで買われていた資源開発関連や非鉄関連株も大口の売りを浴びる状況に。日経平均は430円あまりの下げでフシ目の2万5000円台を割り込んでの着地となった。全体の8割を超える銘柄が下落。売買代金は4兆円を超える大商いとなった。  個別では、売買代金トップの日本郵船<9101.T>が大幅安。前引け時点では高かったレーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>など半導体主力株も安くなった。ソフトバンクグループ<9984.T>が下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも安い。日本航空<9201.T>が売りに押され、住友金属鉱山<5713.T>も大きく値を下げた。大紀アルミニウム工業所<5702.T>が値下がり率トップに売り込まれ、日本コークス工業<3315.T>、OATアグリオ<4979.T>、三菱製鋼<5632.T>なども大幅安。  半面、キーエンス<6861.T>が高く、ソニーグループ<6758.T>もしっかり。信越化学工業<4063.T>も上昇した。低位株の日本アジア投資<8518.T>やホクシン<7897.T>が値を飛ばした。また、メドピア<6095.T>、グリムス<3150.T>、eBASE<3835.T>などが大幅高。マネックスグループ<8698.T>も商いを伴い上値を追った。 出所:MINKABU PRESS

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