みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は反落、米金利上昇が影響

配信日時:2022/03/08 15:35 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月3月限は3営業日ぶりに反落。前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが影響し、国内債も寄り付きから売りが優勢だった。  米長期金利の上昇は、欧米がロシア産原油の輸入禁止を検討しているとの報道から原油先物相場や天然ガス相場が急騰したことで、エネルギー高がインフレを加速させるとの見方が強まったことが背景。この日の時間外取引では米長期金利が1.8%台まで上げ幅を広げ、これが東京市場にも波及するかたちで債券先物は軟調な展開となった。また、きょう実施された5年債入札の結果で、応札倍率が3.29倍と前回の3.39倍をやや下回ったことも重荷となったもよう。午後に一時150円85銭まで軟化したあとは下げ渋る動きとなったが、ウクライナ情勢やエネルギー価格の動向などを見極めたいとして戻りは限定的だった。  先物3月限の終値は前日比11銭安の150円98銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.150%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ