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午後:債券サマリー 先物は続伸、投資家のリスク回避姿勢強まる

配信日時:2022/03/07 15:27 配信元:MINKABU
 7日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。ロシア軍によるウクライナへの攻撃が激しさを増すなか、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まった。  ウクライナ情勢に対する懸念に加え、前週末4日に発表された米2月雇用統計で平均時給の伸びが鈍化したことなどを背景に、同日の米長期債相場が続伸(金利は低下)した流れが東京市場に波及した。ウクライナの原子力規制当局が6日、北東部にある第2の都市ハリコフの核物質を扱う研究施設がロシア軍の攻撃を受けたと発表したことを受け、この日の時間外取引で米長期金利が一段と低下したことから国内債には断続的に買いが流入。米国がロシア産原油の輸入禁止を検討していることが伝わり、時間外取引で原油先物が急騰したことで世界経済への悪影響が懸念されたことも債券買いにつながった。きょうにも行われる見通しのロシアとウクライナとの3回目の停戦協議を見極めたいとのムードもあったが、日経平均株価の大幅安が買い手掛かりとなるかたちで債券先物は堅調に推移した。  先物3月限の終値は前週末比20銭高の151円09銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、一時0.135%に低下したあと0.140%(前週末比0.010%低下)で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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