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外為サマリー:1ドル115円26銭付近まで軟化、ウクライナの原発で火災との報道で

配信日時:2022/03/04 10:09 配信元:MINKABU
 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=115円39銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて35銭前後のドル安・円高となっている。  3日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=115円46銭近辺と、前日と比べて5銭前後のドル安・円高で取引を終えた。欧州市場の序盤ではロシアとウクライナによる2回目の停戦交渉への期待で円売りが優勢となり、115円81銭付近まで強含んだものの、交渉に進展なしと報じられると徐々に上値が重くなった。また、マクロン仏大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、そのうえで「今後、最悪の状況が訪れると予想している」と述べたと伝えられると、ニューヨーク市場終盤にかけては地政学リスクを嫌気したユーロ売りが全般に広がった。ドル円も円高の進行で、この日の安値となる115円39銭付近まで一時下落した。  東京市場のドル円は115円26銭付近まで一時軟化した。ウクライナ南東部に所在する欧州最大のサボリージャ原子力発電所にロシア軍が侵入し、火災が発生していると伝えられ、急速にリスク回避ムードが強まっている。時間外取引の米10年債利回りが1.75%割れとなっていることを背景にドル売りが出ているほか、株安で円が全面高となっており、ドル円は弱含みの展開となっている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1013ドル付近と前日の午後5時時点と比べて0.0085ドル前後のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=127円15銭付近と同1円30銭前後のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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