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外為サマリー:1ドル115円台半ばで小動き、日経平均は上昇も円安は限定的

配信日時:2022/03/03 10:09 配信元:MINKABU
 3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=115円57銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて40銭前後のドル高・円安となっている。  2日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=115円52銭近辺と、前日と比べて60銭前後のドル高・円安で取引を終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が午前に行われた議会証言で、3月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)において25ベーシスポイント(bp)の利上げを提案すると表明したことにより、中盤にこの日の高値となる115円69銭付近まで強含む場面がみられた。ただ、終盤は1.11ドル割れとなったユーロドルに買い戻しが入ったことで、対ユーロでのドル売りが他の通貨へ波及し、ドル円もやや上値が重くなった。  東京市場のドル円は115円台半ばで小動きとなっている。日経平均株価は反発しているが、これを受けた円安は限定的。時間外取引の米国株先物が3指数揃って下落しているほか、FRB議長の議会証言後に1.90%台まで上昇した米10年債利回りは1.84%台まで低下しており、リスク選好ムードとはなっていないもよう。後ずれしたウクライナとロシアの2回目の停戦交渉がきょうにも見込まれているが、実際に行われるかどうか不透明感が強まっているとされ、警戒されているようだ。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1104ドル付近と前日の午後5時時点と比べて0.0010ドル前後のユーロ高・ドル安、対円では1ユーロ=128円35銭付近と同60銭前後のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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