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午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、リスクオフ資産選好の動き強まる

配信日時:2022/03/02 16:00 配信元:MINKABU
 2日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅続伸。ウクライナ情勢の悪化から前日の欧米市場でリスク回避の動きが強まったことを受け、東京市場でも安全資産が選好された。  ロシアによるウクライナ各地への攻撃が激化するなか、世界経済の先行き懸念を背景に1日の欧米市場では主要な株価指数が下落。債券市場ではドイツの10年債利回りが1カ月ぶりにマイナスとなったほか、米長期金利は一時1.6%台後半に低下し、これが国内の債券相場を押し上げた。主要7カ国(G7)が1日にオンラインで開いた財務相・中央銀行総裁会議で、ロシアへの制裁に関して更なる行動をとることで一致するなど緊張緩和がみえず、欧米中央銀行による利上げ観測が後退していることも債券買いにつながっている様子だった。この日に日銀が実施した国債買いオペの結果はやや需給悪化を示すものとなったが、日経平均株価の下落からリスクオフ資産が選好されやすいとあって債券相場への影響は特にみられなかった。なお、日銀オペの結果は「残存期間1年以下」の応札倍率が4.02倍(前回は1.87倍)、「同1年超3年以下」が2.77倍(同3.01倍)、「同3年超5年以下」が1.89倍(同2.41倍)、「同10年超25年以下」が3.42倍(同2.05倍)だった。  先物3月限の終値は前日比62銭高の151円21銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.045%低下の0.130%と1月下旬以来の低水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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