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外為サマリー:1ドル115円ちょうど付近までじり高、米国債利回りの上昇でドル買い

配信日時:2022/03/02 10:10 配信元:MINKABU
 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=114円99銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて5銭前後のドル安・円高となっている。  1日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=114円92銭近辺と、前日と比べて5銭強のドル安・円高で取引を終えた。海外市場のドル円は114円台後半の上下30銭程度の狭いレンジ内でもみ合いとなった。ロシアから欧州への原油・天然ガスの供給が途絶える懸念が強まるなか、ユーロが対ドル、対円で大きく売られたため、ドル高と円高の同時進行で方向感が出にくかった。ニューヨーク市場終盤にこの日の安値となる114円70銭付近まで軟化したが、下値は限定的だった。ウクライナ情勢への警戒に加え、バイデン米大統領の一般教書演説、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて、積極的にポジションを取る動きも限られた。  東京市場のドル円は115円ちょうど付近までじり高となる場面がみられている。東京勢の参入直後は日経平均株価の下落スタートでやや円高方向に振れたものの、米10年債利回りが時間外取引で1.75%台を回復していることを材料に、ドルの買い戻しなどで105円台に一時乗せている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1125ドル付近と前日の午後5時時点と比べて0.0105ドル前後のユーロ安・ドル高、対円では1ユーロ=127円95銭付近と同1円25銭前後のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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