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東京株式(大引け)=478円安、ロシアのウクライナ侵攻受け昨年来安値更新

配信日時:2022/02/24 15:50 配信元:MINKABU
 24日の東京株式市場はリスク回避の売りが加速し、日経平均株価は大幅安で5日続落。2万6000円大台を割り込み昨年来安値更新となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比478円79銭安の2万5970円82銭と5日続落。東証1部の売買高概算は15億9412万株、売買代金概算は3兆6281億円。値上がり銘柄数は824、対して値下がり銘柄数は1294、変わらずは64銘柄だった。  きょうの東京市場は朝方からリスクオフの流れが強く意識された。ウクライナ情勢の緊迫化を嫌気して、前日の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数が急落しいずれも今年に入ってからの安値を更新、これを受け主力株を中心に幅広く売りが広がった。ロシアがウクライナ東部で親ロシア派地域の独立を承認して派兵を決定し、米ロ外相会談や首脳会談も撤回されるなどネガティブ材料が相次いだ。後場に入ると下げ幅が先物主導で一気に加速した。ロシア軍がウクライナ東部での軍事作戦を決定し、侵攻を開始したことが伝わったことで市場心理が一段と悪化した。日経平均は2万6000円台を下回り、下げ幅は一時670円を上回る場面もあった。大引けにかけて下げ渋ったものの2万6000円台には届かなかった。  個別では、売買代金首位のレーザーテック<6920.T>が下げ止まらず2万円大台を大きく割り込んだほか、売買代金2位のソフトバンクグループ<9984.T>も急落。任天堂<7974.T>、ファナック<6954.T>も売られた。ファーストリテイリング<9983.T>が大幅安となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも軟調。ドリームインキュベータ<4310.T>が値下がり率トップに売り込まれ、オープンドア<3926.T>、エアトリ<6191.T>なども大幅安。三菱製鋼<5632.T>、ファーマフーズ<2929.T>の下げも目立つ。  半面、東京エレクトロン<8035.T>が値を上げ、川崎汽船<9107.T>もしっかり。INPEX<1605.T>は大幅高。キーエンス<6861.T>が堅調、リクルートホールディングス<6098.T>も上昇した。ノーリツ鋼機<7744.T>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>、フジ<8278.T>はいずれもストップ高となった。石川製作所<6208.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。 出所:MINKABU PRESS

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