長瀬産は急騰し昨年来高値更新、業績予想の大幅増額と自社株買いなどを好感

　長瀬産業<8012.T>が続急騰、上値追いを加速させ昨年９月１４日につけた昨年来高値２０２６円を更新した。９日取引終了後、２２年３月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の３００億円から３５０億円（前期比６０％増）に大幅増額した。修正前の段階で今３月期は営業最高益更新予想にあったが、そこから一段と上乗せされる形となった。主力の自動車向け合成樹脂などが会社側の想定を上回る好調な推移を示しているほか、半導体向けなどエレクトロニクス関連分野も収益に貢献した。また、好決算を背景に年間配当は従来計画から６円増額の５４円（前期実績は４６円）とする。更に、発行済み株式数の３．５７％にあたる４３０万株、６０億円を上限とする自社株買いを実施し、２月２８日付で３５０万株を消却することも併せて発表、これが株価を強く刺激する格好となった。 出所：MINKABU PRESS

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