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９日の株式相場見通し＝続伸、欧米株高を受けリスク選好の地合いに

配信日時：2022/02/09 07:59 配信元：MINKABU

　９日の東京株式市場は主力株など幅広く買いが優勢となり、日経平均株価は続伸となりそうだ。前日に日経平均は上昇したとはいえ、後半伸び悩み小幅上昇にとどまったが、きょうは改めて買い直され２万７０００円台半ばまで上値を伸ばしそうだ。前日の欧州株市場では英国が小安かったものの、ドイツやフランスをはじめ総じて堅調だった。また、米国株市場では米長期金利の上昇を背景に金融セクターに投資資金が流入しＮＹダウを押し上げたほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も高く引けた。恐怖指数とされるＶＩＸ指数は低下基調にあり、外国為替市場で円安方向に振れていることも考慮して、東京市場でもリスク選好の流れとなることが予想される。一方、１０日に発表が予定される米消費者物価指数（ＣＰＩ）に対する注目度が高く、この結果を見極めたいとの思惑から日経平均は２万７０００円台半ばでは戻り売り圧力が意識される可能性もある。あすにオプションＳＱ算出を控えていることもあり、米株価指数先物の動き次第では値動きが荒くなるケースも考えられる。　８日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３７１ドル６５セント高の３万５４６２ドル７８セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同１７８．７８７ポイント高の１万４１９４．４５５だった。　日程面では、きょうは１月のマネーストック、１月の工作機械受注など。海外ではインド中銀、タイ中銀が政策金利を発表。このほか１２月の米卸売在庫・売上高など。出所：MINKABU PRESS