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NY市場サマリー(20日)株式続落、利回り安定推移

配信日時:2022/01/21 07:07 配信元:REUTERS

[20日 ロイター] -

<為替> ドルが上昇。上下変動はあったものの、ほぼレンジ内で推移した。

序盤のドルは低調な経済指標を受けて弱含んでいたが、この日財務省が実施した10年物物価連動国債(TIPS)の入札後に金利が反転上昇したことから、値を戻した。同入札では、外国人投資家からの需要が低調だった。

ドル指数は0.13%高。

ユーロは1ユーロ=1.1313ドルで、この日の高値1.1369ドルからは下落した。 英ポンドは0.03%高の1ポンド=1.3615ドル、ドル/円は114.14円。

豪ドルは0.41%上昇し、1豪ドル=0.7241米ドル。前日からの上げ幅を拡大した。カナダドルは反落し、1米ドル=1.2474カナダドル。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.0%高の4万2916ドル。イーサは4.3%高の3215ドル

<債券> 国債利回りが安定的に推移した。オーバーナイト取引では2020年1月以来の高水準を付けていた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ高進に対処するため積極的に利上げを行うとの見方が強まる中、米債利回りは1月に入り上昇している

市場にはFRBが3月に利上げに踏み切るという観測が完全に織り込まれているほか、年末までにさらに3回の利上げの可能性も見込まれている。また、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和の縮小(テーパリング)加速の可能性やバランスシート縮小開始の時期を巡り何らかの手掛かりが示されるか注目されている。

終盤の取引で、10年債利回りは1.825%。オーバーナイト取引では2年ぶりの高水準となる1.902%を付けていた。

20日実施された160億ドルの10年物インフレ連動債(TIPS)の入札への需要は低調だった。

10年物TIPS利回りはマイナス0.62%で推移した。5年物TIPS利回りはマイナス1.08%、30年物TIPS利回りはマイナス0.05%。

<株式> 続落して取引を終えた。年初からの下落でナスダック総合が調整局面に入る中、安値拾いの買いも見られたが、終盤にかけて下落に転じた。

主要株価指数は今週の大幅下落を受け、この日はほぼ終日プラス圏で推移していた。

<金先物> 前日の買いが一服し、ほぼ横ばいとなった。2月物の清算値(終値に相当)は前日比0.60ドル(0.03%)安の1オンス=1842.60ドル。

<米原油先物> ドル高や利益確定の売りが重しとなり、小幅ながら4営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの2月物は、前日清算値(終値に相当)比0.06ドル(0.07%)安の1バレル=86.90ドル。3月物は0.25ドル安の85.55ドル。

ドル/円 NY午後4時 114.19/114.22

始値 114.27

高値 114.33

安値 113.97

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1302/1.1306

始値 1.1339

高値 1.1357

安値 1.1304

米東部時間

30年債(指標銘柄) 16時50分 94*17.50 2.1227%

前営業日終値 94*06.50 2.1390%

10年債(指標銘柄) 16時50分 96*03.50 1.8093%

前営業日終値 95*30.50 1.8270%

5年債(指標銘柄) 16時50分 98*12.75 1.5882%

前営業日終値 98*09.25 1.6110%

2年債(指標銘柄) 16時50分 99*15.00 1.0269%

前営業日終値 99*15.13 1.0250%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34715.39 -313.26 -0.89

前営業日終値 35028.65

ナスダック総合 14154.02 -186.24 -1.30

前営業日終値 14340.26

S&P総合500種 4482.73 -50.03 -1.10

前営業日終値 4532.76

COMEX金 2月限 1842.6 ‐0.6

前営業日終値 1843.2

COMEX銀 3月限 2471.6 +48.5

前営業日終値 2423.1

北海ブレント 3月限 88.38 ‐0.06

前営業日終値 88.44

米WTI先物 3月限 85.55 ‐0.25

前営業日終値 85.80

CRB商品指数 250.0056 +0.0738

前営業日終値 249.9318

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