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午後:債券サマリー 先物は反落、米金利の先高観根強い

配信日時:2022/01/20 15:41 配信元:MINKABU
 20日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。米金利の上昇一服を手掛かりに買われる場面もあったが、米金利の先高観は依然根強く下げに転じた。  19日の米市場で米長期金利は、一時1.90%と2年ぶりの水準まで上昇したあと1.8%台半ばまで押し戻された。日銀の黒田総裁が18日の記者会見でタカ派転換を否定したことによる安心感もあり、債券先物は朝方に一時150円96銭まで強含んだ。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の早期引き締め観測は残ったままで、追随買いは広がらず。日経平均株価が朝安後に上げに転じると、債券先物に売りが流入し午前9時過ぎにはマイナス圏に沈んだ。その後は新たな手掛かり材料に乏しいなか軟調な展開が続き、午後にはこの日の安値となる150円83銭をつける場面があった。なお、きょうは日銀の国債買いオペが行われ、「残存期間1年超3年以下」の応札倍率は1.61倍(前回は1.81倍)、「同3年超5年以下」は2.81倍(同1.92倍)、「同5年超10年以下」は2.06倍(同1.92倍)となったが、相場の反応は限定的だった。  先物3月限の終値は前日比8銭安の150円84銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.140%だった。 出所:MINKABU PRESS

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