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午後:債券サマリー 先物は続落、米CPIを控えて上値の重さを意識
配信日時:2021/12/10 15:35
配信元:MINKABU
10日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前日のニューヨーク債券市場では長期債が4日ぶりに反発し、東京市場も朝方は債券が買われやすい地合いとなっていたが、日本時間今夜に米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて徐々に上値の重さが意識されるようになると、午後は一転して債券売りが優勢となった。
9日の米長期債相場は10年債利回りが低下。早朝に発表された前週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が前週比4万3000件減の18万4000件となり、52年超ぶりの低水準となったことで、労働市場の逼迫が意識された。また、この日は新型コロナウイルスの「オミクロン型」の感染拡大を受けて欧州国債相場が上昇しており、これが米国市場に波及した。東京市場も午前はこの流れを引き継いでスタートしたが、きょうは利付国債の入札やオペが予定されておらず、午後に入ると買いの手がかり材料難から、国債先物は弱含みとなった。なお、朝方に発表された11月の国内企業物価指数は1981年1月以降で最高の伸び率となったが、マーケットの反応は限られた。
先物12月限の終値は前日比10銭安の151円93銭となった。現物債市場で10年債の利回りは前日比0.005%高の0.050%。
出所:MINKABU PRESS
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