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午後:債券サマリー 先物は反発、リスク回避の買い優勢
配信日時:2021/12/02 15:33
配信元:MINKABU
2日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対する警戒感が再び強まり、安全資産が選好されやすかった。
バイデン米大統領の首席医療顧問を務めるファウチ国立アレルギー感染症研究所長が1日、米国で「オミクロン株」の感染者が初めて確認されたことを明らかにした。これを受けた同日の米市場は投資家心理が冷え込み、株売り・債券買いのリスクオフ地合いとなった。国内外での感染拡大による世界経済の下押し懸念から東京市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まり、債券先物は買い優勢でスタート。日経平均株価が反落したことも債券相場の押し上げ要因となり、午前には一時152円03銭まで上伸した。ただ、時間外取引で米長期金利の低下が一服したことから上値を追う動きは続かず、午後は151円90銭台でもみあった。なお、この日に実施された10年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(11月1日)の5銭から縮小し、応札倍率は3.16倍と前回の3.14倍とほぼ同じだった。
先物12月限の終値は前日比9銭高の151円97銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.055%だった。
出所:MINKABU PRESS
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