注目トピックス 市況・概況
3日の米国市場ダイジェスト:NYダウ104ドル高、FOMC早期利上げ示唆せず連日で史上最高値更新
配信日時:2021/11/04 07:51
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ104ドル高、FOMC早期利上げ示唆せず連日で史上最高値更新
米国株式市場は続伸。ダウ平均は104.95ドル高の36157.58ドル、ナスダックは161.99ポイント高の15811.59で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて警戒感から、寄り付き後、下落した。その後、10月ADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったほか、10月ISM非製造業景況指数が過去最高を記録するなど良好な経済指標を受けて下げ止まった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで市場の予想通り政策金利を据え置き、資産購入の縮小開始計画を発表も早期の利上げを示唆しなかったため安心感が広がり買いが再燃。引けにかけて上昇に転じ、主要株式指数は連日で史上最高値を更新して終了した。セクター別では耐久消費財・アパレル、自動車・自動車部品が上昇した一方で、エネルギーが下落。
小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)は自社株買いを加速させる計画や、大手スーパーのクローガー(KR)との提携でクローガーが同社ブランド商品を販売する計画が好感され、上昇した。クローガーも上昇。また、衣料小売りのギャップ(GPS)はイタリア国内の全店舗売却を巡り、同国大手アパレルのオビエッセOVS(OVS)と合意し、上昇した。配車サービスのリフト(LYFT)は四半期決算で予想外の調整後黒字を計上し買われた。一方、不動産サイト運営のジロー・グループ(Z)は住宅短期転売事業からの撤退や全従業員の25%を解雇する計画を発表し、大幅下落。また、農機具メーカーのディア(DE)は従業員組合が同社が提示した2度目の賃金引上げ案を拒否し、ストライキを続行しているとの報道が嫌気され下落した。
半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は取引終了後に決算を発表。一株利益が予想を上回り、時間外取引で上昇している。旅行関連のブッキング・ドット・コム(BKNG)も引け後に発表した予想を上回った決算が好感され、上昇した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米QE縮小開始発表もタカ派色強めず、ドル反落
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭から114円22銭まで上昇し、114円01銭で引けた。米10月ADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったほか、10月ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇し、過去最高を記録すると長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利を据え置き、資産購入策の縮小開始を発表。ただ、パウエル議長が今は利上げの時期ではないとしたため、早期の利上げ観測は後退。最近の高インフレも一過性の要因によるものと再表明し、来年の第2、3四半期にインフレは弱まるとの見方を示すなど、警戒されたほどタカ派に傾斜しなかっため、ドルの上値は限定的となった。
ユーロ・ドルは1.1562ドルまで下落後、1.1616ドルまで上昇し引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が「利上げ条件、来年達成する公算は小さい」としたほか、ビルロワ・ドガロー仏中銀総裁も、「来年利上げする理由ない」と当面低金利を維持する姿勢を示したため、ユーロ売りが一時優勢となった。ユーロ・円は131円75銭まで下落後、132円41銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3633ドルから1.3692ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9141フランまで上昇後、0.9105フランまで下落した。
■NY原油:大幅下落で80.86ドル、増産観測で一時80ドルを下回る
NY原油先物12月限は、大幅下落(NYMEX原油12月限終値:80.86 ↓3.05)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-3.05ドルの80.86ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは79.69ドル-83.08ドル。アジア市場の序盤より、売りが優勢となり、ニューヨーク市場の中盤にかけて80ドル台前半まで下げ幅は拡大した。在庫増加の影響もあったようだ。その後、81.50ドルまで戻したが、主要産油国による増産観測が広がったことから、通常取引終了後の時間外取引で79.69ドルまで一段安となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 48.37ドル +0.49ドル(+1.02%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.61ドル -2.05ドル(-1.96%)
ゴールドマン・サックス(GS)417.90ドル -5.95ドル(-1.40%)
インテル(INTC) 50.39ドル +0.53ドル(+1.06%)
アップル(AAPL) 151.49ドル +1.47ドル(+0.98%)
アルファベット(GOOG) 2935.80ドル +18.54ドル(+0.64%)
フェイスブック(FB) 331.62ドル +3.54ドル(+1.08%)
キャタピラー(CAT) 203.55ドル -3.57ドル(-1.72%)
アルコア(AA) 47.43ドル +0.35ドル(+0.74%)
ウォルマート(WMT) 150.18ドル +0.46ドル(+0.31%) <ST>
米国株式市場は続伸。ダウ平均は104.95ドル高の36157.58ドル、ナスダックは161.99ポイント高の15811.59で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて警戒感から、寄り付き後、下落した。その後、10月ADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったほか、10月ISM非製造業景況指数が過去最高を記録するなど良好な経済指標を受けて下げ止まった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで市場の予想通り政策金利を据え置き、資産購入の縮小開始計画を発表も早期の利上げを示唆しなかったため安心感が広がり買いが再燃。引けにかけて上昇に転じ、主要株式指数は連日で史上最高値を更新して終了した。セクター別では耐久消費財・アパレル、自動車・自動車部品が上昇した一方で、エネルギーが下落。
小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)は自社株買いを加速させる計画や、大手スーパーのクローガー(KR)との提携でクローガーが同社ブランド商品を販売する計画が好感され、上昇した。クローガーも上昇。また、衣料小売りのギャップ(GPS)はイタリア国内の全店舗売却を巡り、同国大手アパレルのオビエッセOVS(OVS)と合意し、上昇した。配車サービスのリフト(LYFT)は四半期決算で予想外の調整後黒字を計上し買われた。一方、不動産サイト運営のジロー・グループ(Z)は住宅短期転売事業からの撤退や全従業員の25%を解雇する計画を発表し、大幅下落。また、農機具メーカーのディア(DE)は従業員組合が同社が提示した2度目の賃金引上げ案を拒否し、ストライキを続行しているとの報道が嫌気され下落した。
半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は取引終了後に決算を発表。一株利益が予想を上回り、時間外取引で上昇している。旅行関連のブッキング・ドット・コム(BKNG)も引け後に発表した予想を上回った決算が好感され、上昇した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米QE縮小開始発表もタカ派色強めず、ドル反落
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭から114円22銭まで上昇し、114円01銭で引けた。米10月ADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったほか、10月ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇し、過去最高を記録すると長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利を据え置き、資産購入策の縮小開始を発表。ただ、パウエル議長が今は利上げの時期ではないとしたため、早期の利上げ観測は後退。最近の高インフレも一過性の要因によるものと再表明し、来年の第2、3四半期にインフレは弱まるとの見方を示すなど、警戒されたほどタカ派に傾斜しなかっため、ドルの上値は限定的となった。
ユーロ・ドルは1.1562ドルまで下落後、1.1616ドルまで上昇し引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が「利上げ条件、来年達成する公算は小さい」としたほか、ビルロワ・ドガロー仏中銀総裁も、「来年利上げする理由ない」と当面低金利を維持する姿勢を示したため、ユーロ売りが一時優勢となった。ユーロ・円は131円75銭まで下落後、132円41銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3633ドルから1.3692ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9141フランまで上昇後、0.9105フランまで下落した。
■NY原油:大幅下落で80.86ドル、増産観測で一時80ドルを下回る
NY原油先物12月限は、大幅下落(NYMEX原油12月限終値:80.86 ↓3.05)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-3.05ドルの80.86ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは79.69ドル-83.08ドル。アジア市場の序盤より、売りが優勢となり、ニューヨーク市場の中盤にかけて80ドル台前半まで下げ幅は拡大した。在庫増加の影響もあったようだ。その後、81.50ドルまで戻したが、主要産油国による増産観測が広がったことから、通常取引終了後の時間外取引で79.69ドルまで一段安となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 48.37ドル +0.49ドル(+1.02%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.61ドル -2.05ドル(-1.96%)
ゴールドマン・サックス(GS)417.90ドル -5.95ドル(-1.40%)
インテル(INTC) 50.39ドル +0.53ドル(+1.06%)
アップル(AAPL) 151.49ドル +1.47ドル(+0.98%)
アルファベット(GOOG) 2935.80ドル +18.54ドル(+0.64%)
フェイスブック(FB) 331.62ドル +3.54ドル(+1.08%)
キャタピラー(CAT) 203.55ドル -3.57ドル(-1.72%)
アルコア(AA) 47.43ドル +0.35ドル(+0.74%)
ウォルマート(WMT) 150.18ドル +0.46ドル(+0.31%) <ST>
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