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今日の為替市場ポイント◆ユーロ編:132円近辺で推移し、やや下げ渋る状態が続くか

配信日時:2021/11/03 08:54 配信元:FISCO
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州中央銀行(ECB)は現行の金融緩和策を2022年3月以降も継続する可能性があるが、インフレ率の高止まりがユーロ圏経済を圧迫すると警戒されており、金融緩和策の早期縮小の可能性は残されている。ドル・円相場に大きな動きがない場合、目先的にユーロ・円は132円近辺で推移し、やや下げ渋る状態が続くとみられる。

【ユーロ売り要因】
・米量的緩和策の縮小は年内開始の公算
・米長期金利の上昇
・ドイツの企業景況感は悪化

【ユーロ買い要因】
・米長期金利の伸び悩み
・欧米諸国の株高
・ユーロ圏経済の持続的な成長期待

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