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午後:債券サマリー 先物は小反落、米金利の先高観から戻り鈍い

配信日時:2021/10/20 16:12 配信元:MINKABU
 20日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。一時151円20銭まで軟化したあとは下げ渋る動きとなったが、米金利の先高観は根強く戻りは限定的だった。  米金融政策の早期正常化観測などを背景に、米長期金利が前日に1.64%台と約5カ月ぶりの水準まで上昇したことを受け、国内債は売り優勢でスタート。この日の時間外取引で米長期金利が一時1.67%台をつけると、債券先物はこの日の安値まで軟化し、現物債市場では新発10年債の利回りが一時0.095%と4月13日以来の水準まで上昇した。その後は日経平均株価や米金利の上昇が一服したことを手掛かりに押し目買いが入ったものの、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が19日の講演で22年に利上げに踏み切る可能性に言及したことなどが重荷となり戻りは鈍かった。なお、きょう実施された日銀の国債買いオペ結果では「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が前回から低下した半面、「同1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同25年超」の倍率は上昇した。  先物12月限の終値は前日比2銭安の151円32銭となった。現物債市場で10年債の利回りは午後3時過ぎ時点で、前日比0.005%上昇の0.090%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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