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午後:債券サマリー 先物は横ばい、重要イベントを控え模様眺め

配信日時:2021/10/13 15:34 配信元:MINKABU
 13日の債券市場で、先物中心限月12月限は横ばい。前日の米債券高を手掛かりとした買いは朝方で一巡し、その後は重要イベントを控えるなか徐々に上値が重くなった。  12日に実施された米10年債入札が好調な結果となったほか、国際通貨基金(IMF)が改定した世界経済見通しで21年の実質成長率見通しが引き下げられたことを背景に、同日の米長期金利が低下。この流れが東京市場に波及し、債券先物はこの日の高値151円33銭で寄り付いた。ただ、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12日の講演で次回11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小(テーパリング)開始を決める可能性を示唆したことから米金利の先高観は根強く、一段と上値を追う勢いには乏しかった。今晩に米9月消費者物価指数(CPI)や9月開催分のFOMC議事要旨の発表が予定されていることから模様眺めムードも広がりやすく、債券先物は引け間際にマイナス圏に沈む場面があった。なお、この日は日銀の国債買いオペが行われ、応札倍率は「残存期間1年超3年以下」が2.77倍(前回は3.37倍)、「同5年超10年以下」は2.18倍(同2.13倍)となったが、相場への影響は限定的だった。  先物12月限の終値は前日に比べて横ばいの151円25銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.085%だった。 出所:MINKABU PRESS

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