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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.090%で横ばい

配信日時:2021/10/12 15:37 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。日経平均株価の下落を手掛かりとした買いが優勢だったものの、米長期金利の先高観から上値は重かった。  11日の米債券市場はコロンバスデーの祝日で休場だったことから、債券先物は手掛かり材料難のなかでスタート。ただ、前日まで続落していたことで値ごろ感を意識した買いが入りやすく、日経平均株価が反落したことも債券の支援材料となり、午前には151円27銭まで上伸する場面があった。とはいえ、世界的なエネルギー供給不安などを背景に原油相場が上昇基調を強めていることによるインフレ加速への懸念は根強く、この日の時間外取引で米長期金利が一時1.62%台に上昇したことが円債の重荷となった。なお、きょう実施された30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が9銭と前回(9月7日)の7銭からやや拡大し、応札倍率は2.90倍と前回の3.00倍を下回った。市場では事前の警戒感が高かったことから特に売り材料視する動きはみられず、相場の反応は限定的だった。  先物12月限の終値は前日比5銭高の151円25銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べ横ばいの0.090%だった。 出所:MINKABU PRESS

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