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午後:債券サマリー 先物は続落、米金利上昇を受け売り優勢

配信日時:2021/10/11 15:35 配信元:MINKABU
 11日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前週末の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことで、国内債にも売りが波及した。  8日に発表された米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったものの、失業率は改善したことで、市場では米連邦準備理事会(FRB)が11月にも量的緩和の縮小(テーパリング)を開始するとの見方が継続。原油相場が上昇したことからインフレ圧力の強まりも意識され、米長期金利は同日に1.61%台と6月上旬以来の水準まで上昇した。これを受けた東京市場は債券に売りが先行し、その後も朝安の日経平均株価が切り返したことが重荷となるかたちで軟調に推移。時間外取引で米長期金利が高止まりしていることもあり、積極的な買い手は見当たらなかった。この日は日銀の国債買いオペや財務省による国債入札がなく、外部要因に影響されやすい相場展開だった。なお、あす12日は国内で30年債入札が予定されている。  先物12月限の終値は前週末比12銭安の151円20銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%上昇の0.085%だった。 出所:MINKABU PRESS

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