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午後:債券サマリー 先物は反落、米金利上昇が影響

配信日時:2021/10/08 16:02 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。投資家がリスク資産選好の動きを強めるなか、安全資産とされる債券は売りが優勢だった。  米連邦政府の債務上限問題を巡り、民主党上院トップのシューマー院内総務が7日に「12月初めまで債務上限を暫定的に引き上げることで共和党と合意した」と述べ、米国債の債務不履行(デフォルト)がひとまず回避される見通しとなったことから投資家心理が改善。同日の米市場ではNYダウが一時550ドル超上昇したほか、米長期金利は3カ月半ぶりの高水準をつける場面があり、東京市場でも株高・債券安の流れとなった。今晩には注目の米9月雇用統計が発表されるが、6日に発表された米9月ADP雇用統計が市場予想を上回り、前日発表の米新規失業保険申請件数(前週分)が強い内容だったことで、非農業部門雇用者数の上振れが意識されたことも債券の重荷となった様子。午後に入って時間外取引の米長期金利が一段と上昇すると、債券先物は151円30銭まで軟化する場面があった。  先物12月限の終値は前日比8銭安の151円32銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.080%だった。 出所:MINKABU PRESS

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